Having a go!

                             橋垣です。

  ラグビー元日本代表ヘッドコーチである エディ-・ジョーンズ氏の「ハードワーク」という本にでてきた言葉が気に入っています。「Having a go」この場合のgo は名詞でほぼtryと同義のようです。「チャレンジしてみよう」「やってみよう」という意味のようです。エディ-・ジョーンズ氏によれば、サントリーの、創業者鳥井信次郎氏の言葉「やってみなはれ」に相当する言葉だとのこと。成功するためにはまずチャレンジすることが必要であるということなのだろう。日本人選手はミスをすることを異常に恐れているとも書いています。

 失敗を恐れることなく、まずはやってみることが大事、失敗してもそこから学べばよい。

 先日、BP豊岡南を行ったら、吉岡先生の机の上にMOS(Microsoft Office Specialist  )対策テキストとフォレスタ英文法がおいてありました。

それを見て私が思ったことは、「彼(吉岡先生)は、やる気だな」ということ。たぶんデータチームの職責を果たすためと、1月の総会でセンター英語のテストを受けることになった対策を始めようとしていることは間違いなさそうでした。

 MOSについては私の方が教えを請わなければならない立場ですが、センター試験英語の方は高得点をとるためのアドバイスができるかもしれない。そう思ってこのブログを書いています。

 私がこの業界に入ったのは29歳の時で、ちょうど共通一次試験が終わり、センター

試験が始まろうとしていた時でした。当初は主に中学生の数学を教えることが多かったですが、3年目くらいから高1の英語を担当することになりました。高校生を担当するからには、大学入試の英語ももう一度みておこうということで、まずは、センター試験の過去問(まだ1~2年分しかなかった)、予備校の出しているいわゆる青本、黒本をやることにしました。よく覚えていますが初めてチャレンジしたときは200点満点で110点少しだったと思います。第2問の文法語法の4択問題で時間をとられてしまい、(知識がないくせに妙に考えこんで、いたずらに時間が過ぎるという初歩的な間違い)最後の長文がほとんど読めなかったように思います。現役高校生によくあるパターンです。弱点克服ということで、桐原書店の英語頻出問題集と美成社の客観問題が集まった問題集を解き、2週間くらい、ウィスキー飲みながら毎晩勉強しました。その甲斐あってか1か月後くらいには150点前後とれるようになりました。発音問題と整序問題がまだ弱く、そこで伸び悩みました。発音問題は実は今も弱い。駿台の英文700選を覚えなおして、整序問題の対策をしていくとなんとか180点ラインまではもっていけました。

問題を解いていくなかで、長文の内容一致問題は①本文の言い換え②理由や因果関係を問うもの③知識を問うものの3つに集約されることがわかってきて、今解いている問題がどの種類かを考えてとくようになってからは、大きく外さなくなりました。

 余談ですが、内容一致問題の解き方は現代文にも通じるもので、以前、このことをBP豊岡南の中2女子(現中3)に伝授したら、国語の成績が3だったものが5になりました。現代文や英語の内容一致問題を解くときのコツのひとつだと思います。

 センター英語の得点率を上げるためには①英単語、英熟語、英文法などの基礎知識をしっかり身に着けること。⓶3型、6型長文など内容一致問題の解き方をマスターする。この2つのことができれば、140点に到達します。

 物事に着手するときに、「やる気」→「わかる」→「できる」というモチベーションを高めてからはいるやり方と、とりあえず「やってみる」→「できる」→「やる気が継続する」という2つの流れがあるように思います。どちらかというと、後者の流れの方が物事を継続しやすいと思います。

 1月の総会で実施される予定のセンター英語の試験、対策をどうしようかと思われている方もいるのではないでしょうか?まずは、高校生に勧めている学力診断テストを、自分も受けてみて、客観的の実力を確認することから始めましょう。そのなかで、できなかったことのうち、少し頑張ればできそうなことを探して、その対策をしていく。そうやってできることを増やしていく。

 先のエディー・ジョーンズ氏の本のなかにも次のような言葉がでてきます。「何かをしようと思えば、まず自分を客観的に見つめることが大事です。なぜなら、他人に指摘されるより、ずっと強い意志で取り組めるからです。」物事を客観視すれば必ず見えてくるものがあります。自分の弱点を、自分で理解することは、進むべき方向を定める上で、とても重要だと思います。

 えらそうに言っているばかりではなく、私もチャレンジすることにしました。采女先生と総会で数学の得点を競うことにしました。彼は理系なのでⅡB、私はⅠAで勝負して負けた方がラーメンをおごることになりました。あと弱点である発音問題も克服しておこうと思います。去年よりは少しでもいい点をとりたい。

 皆さんもぜひチャレンジしてください。「Having a go!」